『ボタンって制服の?』




第2ボタン交換…ってわけないか。




少し期待して虚しくなる。





『そう、制服の。袖の右ボタンちょーだい』




よく分からないまま、



制服に付いてる右ボタンをハサミで切って渡す。




輝は私と逆の左ボタンを無理矢理引きちぎった。




『西中伝統のボタン交換かんりょー』




え、伝統って…何??