「訪問者を出迎えるのが礼儀じゃないか?静音」


穏やかに話すスーツを着こなしてる中年の男性。


見た目はダンディのできる男。


職場でも頼りになる上司として君臨し、時期専務になると言っていた。


「お、お父さん…」


「コーヒーかい?じゃ、私も貰おう」


我が家の様に上がり、私の後ろを通る瞬間お尻を触ってきた。


「きゃっ!!!」


「フッフッフッ、全てを知ってるのに未だにその反応。静音はいつまでも可愛いなぁ」


後ろから抱きついてきた実の父親。


私の体も心も拒否しているのに動けず固まるしかなかった。