しんやはいつもの口調で電話を続けてくる。私はお友達さんとお話してみたい!!たぶん刺激が欲しかったんだと思う。しんやとの毎日の電話が飽きてきていたから…

「おぅ、なんや?」


え?この声知ってる。ずっと前に聞いたことあるんだけど…


そんな事を思ったがその時は深く考えなかった。懐かしさが頭中に広がったせいで頭の中はそれしかなくってとっさに私の口から出た言葉は


「お友達さん、ヤリチンですか?」

「はぁ?」


ですよねー。そうなります。ごめんなさい。彼からしたら私の第一印象最悪だった。本人の口からも言われたけど、私もそう思う。


こんな事思ったら最低。しんやがかわいそうになる。そう思ったけど、彼の声を聞いた瞬間私はこの人の事絶対手放しちゃ行けない。この声だけは追いかけなきゃ。私の直感がそう告げた。