選択肢があったけど私はビジネスホテルを希望してフロントに声をかけたら部屋が空いてるって事でゆういちとはここでバイバイをした。はずだった。

部屋に普通に入って来れるよーって教えたら本当に来た。そこまでしてヤリたいの?って呆れた。

私は流れに身を任せよう。ここで否定し続けても相手も必死になるだけかって否定する事をやめた。


・童貞みたいなキス
・初めからゴムなしでしようとしてきた。
・自分の快楽のためだけに腰を振る
・早漏

童貞なの?って疑った。痛かったし、血も出たから。


色々話した。暗がりでもお肌汚いなーって思うくらい汚かったのしか記憶に無いけどいっぱい話したのと、ゆういちが緊張してたのは覚えてる。照れ隠しににやけた顔を隠す仕草が初々しくてちょっと可愛いなって思ったのも。

朝方にゆういちは出て行った。自分もあんまり寝てないはずなのに10時ちょっと前くらいに電話がきた。

「起きとる?」

昨日の事より今だった。急いでシャワー浴びて髪乾かして、キャリーに荷物詰め直してバタバタしながらホテルをチェックアウトした。

眠かったからなのか、ゆういちに心を開けたか、癖なのかわかんないけど私は助手席に座った。昨日断固拒否してた私が自分から前に座ったのが嬉しかったからなのか、ゆういちは嬉しそうだった。