「で?その誰だっけ。あっ、読モ君に告白されたんだ?」
「読モ君……まぁいいや。そうなの。返事をどうしようか、結菜、迷ってて……」
なんてキューティーガール
大好き
「ねぇ、翔瑠!結菜どうしよう!」
「えー?それ私に聞く?やめたほうがいいよ」
私は恋愛に関しては鈍い
それはもう
周りがびっくりするほど。
中学の時、ある男子に
「好きだ、付き合ってほしい」
という告白を受けた当時中学生の私の返事は未だに母校の生徒の間で伝説として語り継がれているらしい
「え?何が?買い物?うん、私も好きー」
その時はなんで自分の好きな事をわざわざ私を校舎裏に呼び出してするのかわからなかった
そう返事をした時のその男子の顔はありえないぐらい歪んでた
「……あぁ………うん…オレ、買い物……好きなんだ………」
今思うと可哀想なことをした
てゆーかなんで買い物が出てきたのか
それは告白だ
そう気付いたのは教室で待っていた友達
どうだった?と聞かれたからありのままを話したらドン引きされたのは記憶に新しい

