ズカズカと歩いて行く結菜の腕を掴んで止めようとする私の努力も虚しく、逆に結菜に引きずられる様に廊下を進む



「結菜?ね?落ち着いて?私、大丈夫だよ?」



私の声も結菜に届いてないらしい

あっという間に2年生の廊下に到着




着いたのはいいけど水原先輩のクラスなんて知らないんだけど


でも結菜は迷うことなく進んでいく

あれだけの水原先輩の知識があるんだから知ってるのも当然か?