だって関係ないと思ってたし。


私はわざと拗ねたように頬を膨らませてそっぽを向いた


「翔瑠?」



ひとしきり笑った先輩は私の様子がちょっとおかしい事に気付いたらしい


もちろん私は聞いてないふり



「翔瑠、翔瑠」


「……………」


「翔瑠」


ふわっといい匂いが私を包む








え?

なに

抱き締められてる?