side架月 一度目を覚ましたらしい翔瑠は時間を確認して何かを少し考えた後また目を閉じた その時 心臓が飛び出るかと思った いや、たぶん半分ぐらい飛び出たと思う 翔瑠が俺の胸に頭をすり寄せてきたのだ 腰に小さな手の感触が伝わる 触れられた場所から熱がじわじわ伝わって、多分俺、いま顔赤い。