「……………お、おかしい!」
真っ赤な顔をぶんぶん振って、翔瑠が発したのはそれだった
「え?だ、だって出会って1週間経ってないし!てゆーかそれまで私、先輩のこと知らなかったし!え!?なんで!?」
翔瑠はパニックになっているのか、自問自答をはじめた
「落ち着いて翔瑠」
俺は翔瑠の肩に手をおいて、優しく言うと翔瑠は一瞬止まって俺を見上げた
……すごいそそるんだけど
俺と目があった瞬間、翔瑠はぼんっと音が出そうなほど真っ赤になった
恥ずかしいのか、うっすら涙も溜まってる
「……キスしたい」
「は?」
っやばい!
さっき無理やりしたばっかなのに!
翔瑠は意味わからなさすぎて、動き止まったし!
さっきまでは翔瑠がパニックになってたのに、今度は俺がパニック。
しかも翔瑠は俺がそうさせたけど、俺は自爆だ

