だけど、俺は新しい図書室よりも旧校舎の図書室が好きだった
木造の広い部屋は所狭しと天井まで届きそうなほど大きな本棚が置かれ、その中にはぎっしり本が置かれている
木の匂いに混じって本のインクの匂いが鼻をかすめる
本は読まないけど、本がある空間は好きだった
ちょうど窓から太陽がソファに差している
俺はソファにダイブ
太陽の力で温められたソファは俺の眠気を誘う
「……か、ける…会いたい………」
そう言って、俺は意識を飛ばした
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