「なっ」
「ねぇ教えてあげたんだからあなたも私に教えてよ。どうしたら納得するの?」
「っ」
「黙ってるなんて卑怯だね?私の言うことが信じられないなら水原先輩に直接聞きにいけば?」
まだまだ言いたい事はあるけど我慢する
ここで私が悪者にされそうだし
リーダーさん泣きかけてるんだもん
でも謝んないよ
仕掛けてきたのはそっち
私はその仕掛けにわざと引っかかっただけ
無言で
無表情で
リーダーさんの顔をガン見すると、さっと逸らされた
そのまま取り巻きの子たちと教室を出て行ってしまった
「つまんないの。反撃される用意もしてないなんて。私が落ち込むとでも思ってたのかな」
生まれて初めてあんな事言われた
ある意味新鮮

