他の女の子たちは見て見ぬふり
男子もチラチラ見てくるけど助ける気配なし
「ちょっと!翔瑠になんて事!」
「結菜、大丈夫だよ」
文句を言おうと身を乗り出した結菜を止める
やっぱり私の親友は結菜だけ
「篠原!答えろよ!」
リーダーさん怒っちゃった
「じゃあなんて言えばあなた達は納得するの?」
「え…」
「ホントの事を、言っても納得しなかったのはあなた達だよ。あなた達の望む答えは何?私がその答えを言えば納得するの?」
女の子たちが後ずさる
たぶん私の顔は無表情
私は顔をリーダーさんの3㎝前まで近づける
さっきから表情は変わってない
「教えてよ」

