「なっ! 入れてませんよー私の最上級の気持ち以外」 「……」 「いや、返さないでっ」 南くんに無言で紙袋を私に押し返される。 これは南くんの軽いジョークなのだ。 うん、そうだよね。 「まぁ、受け取っておくよ。 ありがとう」 「あうっ……」 南くんにお礼を言われてぶっ倒れそうになる。 幸せだ。 私は本当に幸せ者だ。