「シド、お願い・・・ここじゃなくて・・・」

「ん?」




梨乃の言葉にも、手を止めることなくきわどいところを触れていく。
甘美な吐息を吐き出しながら梨乃はギュッとシドの服を掴む。



「ベッドに・・・シド・・・っ」

「プリンセスの仰せのままに」



そう言うとシドは梨乃を抱え上げベッドに運ぶ。
ドサッとベッドに降ろすとそのまま梨乃の上へと覆いかぶさった。





「梨乃、愛してる・・・」

「・・・ん」





重ねられた唇。
漏れる吐息が、徐々に荒くなっていく。