そしていちもくさんに私達は逃げた。

学校を抜けても息をきらして走り続ける。

雨が私達を打ちつけてくる。次第に雷まで鳴り出した。

まるで神様が怒ってるようだ。

駅前のファミレス前に着いた時に、まきが皆を止めた。

「ねえ…ここで少し話そう…?」

人気の無いファミレスで安心した。

確かに今話がしたい。

どうしてあんな事をしたのかをすべて聞きたい。

「…話そっか。」