「失礼します。」

「お、やっと来たか、これで全員じゃないが説明をはじめる。」

ん?何のこと?

「お前達には生徒会をやってもらう。」

勝手に話進んじゃってるし、そう思ってチラッと横を見ると可愛らしい子がいた。

えっと確か…私の視線に気づいたのかニコッとしてきた彼女、うおっ天使の顔。

「こんにちわ、私笹原柚木(ささはらゆずき)よろしくね!」

「わっ私は立花杏里っていいます、よろしくです」

「君が杏里ちゃん!」

なぜか知っているような口ぶり、名前教えたっけ

「こらっそこ。自己紹介はあとにしろっ、ここにいるメンバーは」

なにかと私メンバーに入っているのね…先輩待たせてるから早くしなくちゃ

「武西、澤口、田辺、笹原、宮本、岡宮、立花、結城だっ」

結城って優もいるんだ…あっそーいえば

「あ、あの武西くん?だっけ」

「ん?あーそーだけど…どーしたの」

「えっと…黒崎先輩と杉上先輩探してたよ。あと澤口くんも」

すると驚く2人…固まっちゃってるよ。

「まっまぢか、やべーぞ優。見つかったら…」

「そーだなっま、まず屋上にで…でも」

「あっや、やめた方が…」

ガラッと職員室の扉をあけるとあらっふしぎ黒崎先輩が現れた。だから言ったのに

「く、黒崎さん。なんでここに…」

「杏里ちゃんを待ってたんだよ、とゆーか見つけたぞお前ら」

武西くんと澤口くんは色々話を聞かされ戻ってきた、とっても暗い。

「なっなんかごめんね」

「いやっ立花のせいじゃないし。」

「まあ、いつか見つかることだったし。」

死にそーな目だよ、大丈夫かな。それよりも先生たちが動かない。

「た、立花、黒崎に先輩って呼んでるのか…?」

「は、はい。そーですけど…」

笹原さん、宮本さん、岡宮さんも驚いている。

「おいっ杏里ちゃん、資料だけじゃなかったのか?」

「ごめんなさい、それ以外も話し合って…先帰ってていいですよ」

でも不機嫌になった先輩。

「むりっ絶対やだ。ここで待ってる」

とダダをこねて壁にもたれた。だったら早く終わらせなきゃ

「くっく、く、く黒崎がダダこねてるだと…立花、何の弱点をにぎってるんだ」

「先輩、後輩の仲で、私はなにも握ってなんかいません。なんもわかんないですっ」

その時、タッタッと足音が聞こえてきた、そして現れたのは

「遅くなってすんませんっ」

「優、なんでここに…あっそっか」

優という単語にピクッとした澤口くん。

「お前も優っていうのか ?」

「んまあ、俺は結城優。学園1のイケメンだっ」

「へぇーその言葉はどのお口から出ているのかなぁ」

「げっ黒崎雄大。なんでお前がここに…」

「ま、まあ話の続きだが…このメンバーで生徒会をやってもらう。」

「………」

「えー!!」

みんなの声は廊下まで響き渡ったのだった。