恋したいっ!

「記憶をなくす前の?」

「そうだよ」

ちょっと咲の顔が沈んできてしまった。

「ジェットコースター乗ろっ!」

と思ったら、いきなり明るくなった。

気のせい?だったなのかな?

その後、咲に連れられてジェットコースターに連続で5回も乗ってしまった。

「よく咲は、乗れるな。変わってる。」

「それ、前にも誰かに言われた。」

…えっ!?今誰かって言った?

自分で言ったのに、咲も驚いていた。

「咲っ!良かったなっ!」