台所から出ると柚子が座り込んでいた。 「ポルターガイスト…」 「いや、違う違う」 この家そんなに呪われてないわ。 「何もないから、戻って寝よ。」 眠いし。 まだ夜中だし。 立たせようと手を差し出した。 「ん、ぁ、立てない…」 「は?」