それから柚子がまた本を読みだしたから俺も漫画を読んでいた。 「貫太ー」 本を読み終わったらしい柚子がベッドに座る俺のところに来た。 「かーんーたー」 そこまで漫画に集中している訳ではないけど無視してみる。 いつもの逆バージョン。 「貫太?」 横に座って頭を肩に乗せてきた。 「むー」 あーもう 可愛すぎ。 絶対確信犯。