――――――――――――


「ちょっとー、遅れるよ?」

「もうちょい待って!!」

「もう行っちゃうからー。」


「おまっ!彼氏置いてくのかよ!」

「卒業式に遅れるとか絶対に、嫌だからわ!!」



僕達が両思いになれたのは、運命だったのかもしれない。

なんて思う僕は馬鹿なのかな。

君へ永遠を誓うのは、もう少し僕が立派な大人になってから。

2人の首にぶら下がる指輪が通されたネックレス。この指輪が薬指に輝く日まで一緒にいよう。