「なんで、そんな泣きそうな顔して言うの?」


「は?何言ってんだよ。」


僕の目からはいつしか涙がこぼれていた。

「そんなに、部屋に来て欲しくなかった?彼女いるし嫌だったよね…。」

違うよ…。


「もしかして、毎朝一緒に登校してたのも嫌だった?ごめんね。」


違うって…。

「冬の事、もしかしたら私が縛ってたのさもね。失恋した時もごめんね。」




「だから、ちげーよ!!そんな事思ったことないから!!」