『冬、なんであんなことしたの。』


あんなこと、とはキスのことだろう。
やっぱり、気がついていたのか。僕は正直に話すしかないと思い口を開こうとすると、


『冬、直接話そう。外出て。』

そう言って君は電話をきった。

窓の外を見るとすでに、君は外にいて僕よ部屋の方を見つめている気がした。

僕を外に出た。