午後18時。
この時間になると君は決まって僕の部屋にやって来る。


階段を駆け上がってくる音が聞こえる。
また、いつもみたいに泣きそうな顔をして来るんだろうな。


「冬!!今日もいい?」

「いいよ。」

「ありがとう。」


いつも、僕の部屋にやって来る君。
君は気づいていないだろうな、僕の気持ちなんか。