『香野様がお昼を食べていらっしゃる!』

『歌川様も目黒様もお美しい!』

『3人お揃いなんて珍しいわね!』

うるさい。今日は日向が朝ごはん食べてないらしいから食堂来たけど、女はぎゃあぎゃあうるさい。

「麗…。顔が引きつってるよ?(笑)」

「……。」

「まぁそう怒んなって。麗。」

そう言ってる間に早く食べてよ日向。って言うのもめんどくさくてオレは食堂を出た。

「ちょっ!!麗!!」

「ほっとけ。和成。」

日向と和成の声が聞こえたけど、無視していつもの場所に向かう。誰もいなくて静かなオレの大好きな場所。

キィィ…
ほんとは屋上なんて入れないけど、こっそり合鍵作ってもらった。
雲一つない空を見ながら、寝ようとした瞬間…

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』

誰もいないばずなのにため息が聞こえた


「………だれ。」