雪が積もって居る上に血塗れで倒れている男を抱き寄せている少女

『ねぇ!ねぇ!お願いだからっ!お願いだから、置いていかないでっ!』
「ごめんっ...やく...そく...まもれそうに...ないっや...生き...ろ...よ...」
『嫌だよっ!』
「.......」
『あ、れ?...ねぇ!ねえってばっ!起きてよっ!1人にしないって約束したじゃんっ!起きって!起きてよっ...』
「.......」
『っ!』

女の瞳からは涙が一粒落ちた

『...復讐してやるっ!』

彼女はこのままただただ
闇へと堕ちるのか
それとも誰か手を差しのべ
光へと進むのか
今はまだ誰も知らない...