私は片岡音色。
超名門学校華月学園の2年生。
最高!とは言えない学校生活だけど
楽しく過ごしている。
「ねねちゃ~ん♡」
そう言って走ってくる彼女は幼馴染の
柚原暁。
「なに?ていうか学校ではねねちゃんって呼ばないでっていつも言ってるよね?」
半分キレながら言い放つ。
「うぅ...だってぇ今日の宿題が難しいからねねちゃ..じゃなかった音色に教えて欲しくてぇ」
泣きそうな顔の暁を見るとキュンとする。
もちろん恋愛系じゃあない。
でも暁は本当に可愛い。
街を歩けばモデルスカウト、
海に行けばイケメンにナンパされる。
私もいつかは暁みたいになりたい。
なんて思う時期もあった。
でも今の私には暁のとなりにいるだけで
充分。
でも一つだけ願いがある。
それは...
彼氏が欲しい。