彼は御曹司






私の口からはそんな言葉が出ていた。

あのことから、ずっと考えていたことだった。



当たり前に、

「は?何でだよ。」

京也の機嫌は悪くなるわけで。


正直に話すことにした。

『私、見ちゃったの。

京也と女の人がジュエリーショップに入るところ。』