「…腹は空いたか?」
あれから色んなショップをまわった。服、靴、アクセサリー。下着はさすがに自分で買ってこいってなったけど…。
蓮さんお金持ち…?
一つ一つの値段すら高いのに、総額聞いたら倒れちゃうよ…。
「…夢月」
「あっ…ご飯だっけ!す、空いたです………」
「………なら飯食うか」
「うんっ」
蓮さんとあたしは近場のファミリーレストランに入った。
―カランカラン♪
「いらっしゃいませ。2名様ですね。おタバコは吸われますか?」
「あ…いや、禁煙席で」
すると、蓮さんがそう答えた。
あれ……?蓮さん、タバコ吸ってたのに……。
「蓮さん、タバコ吸わないの?」
「いや、昨日お前の前で吸ったけど、未成年の前で悪かった。煙、体に悪いだろ」
蓮さん、あたしに気をつかってくれたんだ。
「近くに座るわけじゃないから、大丈夫だよ?喫煙席でお願いします」
「あ、おい……」
あたしはそう店員さんに伝えると、「ご案内します」と言って、窓際の席に案内された。


