「そういえば、あたしを襲ってきた人たち、蓮さんの事知ってたよね?」
蓮さんの顔見ただけで逃げていったような……。
「あそこら辺は狼牙の縄張りだからな。それに、俺は狼牙の元総長たったからだ」
「そ、総長さんですか!!」
蓮さん、ますますすごい人なんだなって思い知らされる。
「じゃ、じゃあ、部下を従えたりとか!タイマン張ったりとか!!」
「おい、落ち着け」
身を乗り出すと、蓮さんは苦笑いした。
「それより、お前そろそろ風呂入れ。寝る時間が遅くなるぞ」
「あ……」
言われて部屋の時計を見ると、時刻は等に日付が変わり、2時30分を回っていた。
「話なら後でいくらでも聞いてやるから、いつ寝落ちしてもいいようにしとけ」
そう言ってポイッとタオルを投げられる。そして、ポフッと顔面にぶつかった。
「ふぁい……」
タオルを受け取って、言われた通りにお風呂に入ることにした。


