慣れないけど、蓮の腕に抱き着いてみる。 「…っ…」 蓮はびっくりした顔であたしを見ている。 「蓮、照れた??」 「………………」 ーフニッ!! 「…ふがっ…」 無言で鼻をつままれた。蓮の顔は少し赤い。寒いからなのか…照れていたからなのか…。 あたしにはわからないけど、こうやって蓮と過ごす時間は幸せだ。 足早に歩く蓮とそれを追いかけるあたし。蓮の歩くスピードは速いけど、あたし達の手は繋がれている。 だから…その手をどちらかが離さない限り、あたし達は決して離れないのだと思った。