退院して、1日目から、あたしは一緒に倉庫にいったり、海へ行ったり…星を見たりとやりたい事をめいいっぱいやった。
一日があっという間に過ぎていく…。
体は常に悲鳴を上げてるけど、蓮が傍にいるから…耐えられた。
少しでも多く、少しでも長く蓮と思い出を作りたかった。
「…見て見て!!良い天気だよ!!」
―ガラガラガラ…。
寝ぼけている蓮の腕を引っ張って窓を開けた。
「…そんな薄着で外出るな。これ羽織れ」
肩に毛布をかけてくれる。二人寄り添って晴れ渡る空を見上げていた。
「…てるてる坊主のおかげかな」
この3日間は、てるてる坊主を作って、晴れますようにとお願いしている。
「顔がイビツだな」
「え!こんなに愛嬌があるのに!」
蓮は可笑しそうに笑う。それにむくれると、蓮さんはあたしの頭を撫でた。
「中、入るぞ」
「はーい」
蓮さんに手を引かれるまま部屋へと戻った。もう一度振り返ると、ぶらさげたてるてる坊主が揺れていた。


