アルムは部屋に入りドアを閉めた。


「ルイの馬鹿…馬鹿なんだから…」


もう立ていられないくらいに
体の力が抜けてしまった。

こぼれ落ちた涙。
少ししょっぱくて…。


髪に結んでいたリボンを
ほどいて、見つめた。