冬の夜空に咲いた嘘。



新婚だというのに私は
主人にすっぽかされ
寂しいひとりの夜を迎えていた。



主人と出会ったのは
父親の誕生日会でのことだった。



主人は父の同僚らしい。


主人が
この年まで結婚しなかったのは
好きだった人はもう死んでしまって
それ以降、好きな人が出来なかったから
らしい。



でも私は、
主人が昔、好きだった女に
似てるんだって。



父と親友だった主人。
父は
あっさりと私を嫁にやった。