新婚だというのに私は 主人にすっぽかされ 寂しいひとりの夜を迎えていた。 主人と出会ったのは 父親の誕生日会でのことだった。 主人は父の同僚らしい。 主人が この年まで結婚しなかったのは 好きだった人はもう死んでしまって それ以降、好きな人が出来なかったから らしい。 でも私は、 主人が昔、好きだった女に 似てるんだって。 父と親友だった主人。 父は あっさりと私を嫁にやった。