冬の夜空に咲いた嘘。


雪が溶け始め
蕾だった花が今朝
ようやく咲いた。


「うー…重たいよ…」

たくさんのりんごを抱え
テクテク歩く小さな女の子は
今にも紙袋に入ったりんごが
こぼれ落ちそうだった。





「あっ」