君色ワールド

予鈴が鳴り響く校舎内。



静まる騒音。





ぽつんとひとり、この暗い教室の中で、



あたしに光は差し込まない。





孤独感があたしを襲う。







「うっ……く、ひっく」



泣き止め、泣き止んでよ。




へたりと座り込んで、止まらない涙にイライラする。