よろよろと人を避けながら階段を上る。




無人の教室へ向かう途中、色々な視線を浴びた。





突き刺さる視線に気付かないフリをして、あたしは歩く。






……トリオはいつも、こんな風にみんなから見られているのだろうか。




人の心配してる場合じゃないのはわかってる。



わかってるけど、彼らを思わずにはいられなかったんだ。