君色ワールド

避けるための運動神経なんてあたしには皆無で。



ぎゅっと目をつぶって痛みに耐える準備をした。






マンガならここでヒーローがやってきてあたしを庇ってくれるのに。





ーー“ガツンッ”っと音をたて、椅子はあたしに直撃した。




「……っ‼!」