君色ワールド

「……あた、し?」




「そう言ってんじゃん」




「ただのクラスメートだよ?」




「でも陽輝は気に入ってるみたいだけど?」





「…………」




信じられなくて、君塚くんに視線を送る。





「猫ちゃん、ひなたぼっこする?」




すると君塚くんはあたしの視線に気付いたらしく、そう言いながらふわっと微笑んだ。