すると、君塚くんはあたしの手をパッと離した。





「……猫ちゃん、具合悪い?」



君塚くんが心配そうな声でそう言うから、





「ぜぜ全然っ!だい大丈夫!?」




……顔を上げて思い切り頭を横に振ってしまった。





「あ、顔見れた」