君色ワールド

「猫ちゃんだよ」




君塚くんの背中に隠れていると、手をぐいっと引っ張られてその拍子に君塚くんの隣に体を乗り出してしまった。






「……“猫ちゃん”?」



「うん、猫ちゃん」




「ふーん」





2人があたしの事で会話をしてるけど、顔を上げるタイミングも解らないし怖いしで下しか見れない。