君色ワールド

「きき、君塚く、ん」




「んー?」





「なななんで、『猫ちゃん』って呼、ぶの?」



「だって猫ちゃんだもん」





……君塚ワールド炸裂。






そうなのです。




何故か君塚くんはあたしの事を『猫ちゃん』と呼ぶのです。






隣の席になってから、ずっと。