君色ワールド

「なんなわけ?ニヤニヤして」




一人っ子のあたしはなんかそれがくすぐったくて、どうやらニヤニヤしてたらしい。




瑛士があたしの手を離したから、あたしは彰の所へ走り寄った。






「彰ぁー!」




「うおっ!なに?」





ぴょんと飛びついたら頭を鷲掴みされて剥がされた。





「……痛いです」