君色ワールド

パッと顔をあげると、ニヤリと不敵に笑う瑛士がいた。





「……は?」




「変な事で悩んでんじゃねぇよ」




「……え?」




瑛士はわしゃわしゃとあたしの髪を撫でる。





「うわっ!ちょっ!」




「おら。行くぞ」




再びあたしの手を掴んで屋上へ行こうとする。