「いいから来い」




「嫌だー!」




だって屋上には君塚くんと彰が居るでしょ!?



絶対嫌!





「はあ」と瑛士が息を吐き出した。





「なんで」




瑛士はあたしの手を離して、主語のない言葉を放つ。




「え?」




「なんで入りたくない?」