「ん…」

ふと目を覚ますと、いつものベッド、隣にはソラくん。

「大好き…」

寝顔はとても幼くて、可愛くて、思わず軽くキスをした。

そして、ふと手に違和感を覚えてそこに目を向けると、見慣れないものが左手の薬指に。

「え…?」

「気づいた?」

いつから起きてたの?!

「そ、ソラくんこれって…」

「待たせちゃってごめんね。この2年こんな俺と一緒にいてくれてありがとう。愛想つかさないでくれてありがとう。知華みたいな女、これから先現れることはないと思ったから。大好きだ。俺と…




結婚してください





。」


涙が溢れて止まらなくなった。