先輩と病弱彼女




【大夢side】

社会人チームの集まりで話をしていた時、
「1週間後に、ここの地域の大会があるんだよね。」

大「そうなんですか?」

「そうそう、小学生から大人までらしいから出場することにした」

大「ほんとですか?それは楽しみですね!」


大会があることを知ってから1週間しっかり仕事して、

大会の日になった。

先輩の選手と一緒に車でのっけていってもらった。

大「ちょっとすみません、トイレ行ってきます」

先「わかった、ここでまってるわ」


トイレを済ませて帰ろうとした時、トイレの前ですごくひどい咳をしてる子を見つけた
「ゴホッ、ヒュー、ヒュー、ゴホッ、ゴホッ、ヒュー、」

すっごく青白い顔をしていて思わず
大「大丈夫ですか!?」
声をかけると、女の子は俺の顔を見てお辞儀までして、
「だいじょ、ぶ、です。」
といって去ってしまった。

大「あの咳の仕方からして、喘息何だろうけどなんで薬飲んでなかったんだ?」
なんて独り言をボソボソ言って先輩の元に帰って言った。