【しゅうside】


美雪の手を握って1つ思った

あぁ...なんてか細いんだろうって
こんな僕でも美雪を持ち上げられる


きっと美雪を見ているだけじゃダメだってこと...


結葉ちゃんに言われた通りだ...
絶対...翔に取られる

「しゅ...しゅう...い...たい」


「ごっ...ごめん...」

美雪の白い手首が赤くなっていて...でも
それすらも綺麗に見えた


美雪の泣きそうな顔なんで...


「なんで...僕といる時は泣きそうな顔なの?」


「え...ごめんね」


違う...謝ってほしいわけじゃないんだよただ笑顔でいてほしいだけなんだ


お願い...もう僕には無理だから...


もう容赦できないよ...翔


「美雪ちゃん油断しすぎ...」

トン

「僕だって男だから」

美雪ちゃんは背が僕より小さいから壁に押し付けると僕にすっぽり収まる


「えっ...しゅう?きゃぁ///」


僕は美雪ちゃんとの距離を縮める
息がかかるくらいの距離まで近づく


「ちっ...近いよ///」


顔を赤らめて僕のほうを見る美雪ちゃんは自然に上目遣いになる


なんでこんなに可愛いんだろう
こんなに可愛い子は多分どこにもいないだろうな



美雪ちゃんにゆっくり深いキスを落とした