「羽琉、お前また告られてただろ!」





「…うるさいなー、ほっとけ」






朝、学校に登校してくると下駄箱で一人の女子が待ち伏せしていた。






『東雲くんのことが好きです!付き合ってください!』





『……俺、彼女いるんだけど』





『し、知ってます!それでも好きなので』





『知ってて言ってんの?迷惑』






俺がそう言うとその子は、目に溜めていた涙を流しながら走っていった。





俺は、思ったことを言っただけ。





なんで、彼女がいるって分かってんのに告白してくるのか女子って本当謎。