幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~






朱『そんなことないわ。不謹慎だけどむしろよかったと思ってるの。今が幸せならそれで』



今は触れることもできない。



抱き着いたところで通り抜けてしまうのだろう。



幸「ありがとう」



朱『でもごめんね。私はあなたに沢山の重荷を残して死んだから』



幸「いいの。私はお母さんのこともお父さんのことも恨んでないから。むしろ感謝してるくらいだよ」



今こうして会いに来てくれたことが、私のためにタイムスリップさせてくれたことが、何より嬉しかったから。