師『優勝おめでとう。やっぱりこうはセンスがあるね』 幸『いえ、先生の指導があってこそですから』 師『そう言ってくれると俺も嬉しいよ』 笑顔で私の頭を撫でてくれる先生。 剣術の師で、心から尊敬していた。 彼は私が母や学校で受けている仕打ちをよく知っていた。 話した訳じゃないけど、どこかから情報を仕入れて私を気遣ってくれた。 そんな先生の存在は傷付いた私の温かな陽だまりだった。